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新人助産師としての態度

働き始める時に、誰もが心配に思うこと、それはどんな先輩たちが働いているんだろう、怖い人がいたら嫌だなあということなのではないでしょうか。

私もとっても心配で、怖くて怖くて、初めて病棟に上がる日の前日は緊張でお腹を壊しました。(笑)

だけど、たとえ優しい助産師さんばかりが集まっている職場だったとしても、やっぱり命が関わる以上厳しい世界です。

ですが、うまく先輩を味方につけることができればたくさんのことを教えてもらえるし、早く成長してできる後輩になってしまえば、怒られることも少ないので先輩は怖い存在ではなくなります。

なので、今から私がお伝えする新人としての態度を身につけて、まずはたくさんのことを教えてもらえる後輩になりましょう!!

今回は、私が 3年目になって後輩指導もするようになって、ああ自分も新人の時にこうしていればよかったと思うことをぎゅっと詰め込んだ内容になっているので、是非たくさんの新人さんに読んで欲しいです!!

①業務開始前の挨拶がとっても大事


その日のフォローの先輩に、朝の挨拶の時点で、自立状況や今日の目標を細かく自分から先輩に伝えておくことが大切です。

どこまで自分1人でできるのか(昨日は4人受け持ちができた、ラウンドは1人でできるが授乳介助は一緒に見て欲しい、など)

フォローしてもらいところ(点滴の滴下調整を一緒に見てもらいたい、授乳介助が苦手、など)

どのようにフォローして欲しいか(授乳介助が苦手→先輩のしているところを見て学びたいのか、自分のしているところを見てどうだったか教えて欲しいのか、など)

これらを先に報告しておきましょう。

そうすることで、自分の弱点を確実にフォローしてもらうことができ、先輩もフォローがしやすくなります。

話しかけ方の例としては、「〇〇さんおはようございます。1年目の□□です。今日は宜しくお願いします。昨日も4人受け持ちをさせていただいたんですが、記録が残ってしまい勤務時間内に終わりませんでした。なので今日は時間内に終わらせられるようにタイムスケジュールを組んで行動することを目標にしたいと思います。あと私は、退院後の授乳方針を決めるのが苦手です。今日はまずは自分で考えてみるので、また相談させていただいでもよろしいですか。点滴はまだ1人ではしてはいけないので、○○さんのしているところを見させていただきたいです。よろしくお願いします。」

というように、朝の時点で細かく自分の状況を伝えておくことが大切です!!

②先輩に話しかけたいときに言うべきセリフ


「1つお伺いしたいことがあるのですが、今お時間大丈夫ですか」

これを絶対に言ってください。

どれだけ自分が焦っている状況でも、先輩たちも仕事をしていて、その合間で指導をしてくださっている、ということを忘れないことが大切です。

私は先輩の状況を見ずに声をかけて、「全然周り見れてないよな、もっと周り見て」と言われました(笑)

怖かったし、今でもそれを覚えているくらい心に残っています。

③新しいことを教えてもらったとき、どうするか


絶対にその場でメモをとることが大切です!!

そして時間があればその場で復唱するもしくは実践させてもらいましょう。

そうすることで自分の中に落とし込むことができ、確実に身についていきます。

先輩からしても、自分が教えたことをちゃんと理解できていそうだな、という確認になるので安心できます。

そして家に帰ったらそのメモを、ナース服のポッケに入れられるくらいのメモ帳に簡潔にまとめておき、常に持ち歩くようにしましょう。

1年目は初めてのことが本当に多いので、1回教えてもらったくらいでは全部は到底覚えられません。

メモにして持ち歩くことで自分の安心にもつながるし、先輩からしても好印象です!

④分からないことがあったとき、どうするか


正解は、分からないと正直に言う、です。

知っているふりだけは絶対にしないでください!!

これはマジで1番大切だと言っても過言ではないです。

年数を重ねていくと、もう知らない分からないとは言えなくなっていきます。

でも1年目は言っていいんです。

知らなくて当たり前で、先輩たちも知っているとは思っていません。

その場では怒られるかもしれませんが、知っていると嘘をつく代償の方が絶対に絶対に大きいです。

先輩に対してだけでなく、患者さんに対しても知っているふりだけは絶対にしないで欲しいです。

わからないことがあって急ぎで答えが必要なことなら先輩に聞いてください。急いでいることなら先輩も教えてくれます。

時間があるなら自分で調べて、調べたらその書類をもって先輩のところに行って、「参考書にはこう書いてあるんですが、こういうことで合っていますか?」と聞いてください。

その日に受け持つ分野の教科書や参考書(褥婦さんの担当なら母乳育児の参考書など)を事前に用意しておくとスムーズだと思います。

もし、前にも教えてもらったのにまた分からなくなった、どうしよう…ということがあれば、「すみません以前にも教えていただいたんですが、」とはじめに付けてください。

これは魔法の言葉です。

先輩から「え、これ前も教えたことあるよな?」って言われるリスクを初めからなくせます(笑)

⑤振り返りは自分から、できるだけタイムリーに


その日1日の振り返りは自分から先輩に声をかけましょう。

自分から振り返りをお願いするということが大切です。

先輩はきっと言いたいことがあるし、それを私たちにうまく返すことができないと、先輩同士でその話をしたり…後輩からしたら悪口、に聞こえるようなことになってしまいがちです。なので自分から振り返りをお願いしましょう。

また、その場面場面でタイムリーに振り返りをすることも大切だと思います。

私の後輩に、妊婦さんへの説明の仕方や態度は今のでよかったか、何か改善した方がいいところはないか、と毎回丁寧に先輩に確認している子がいます。

1つ1つの会話まで自分から指導してくれる先輩は少ないし、タイムリーに振り返りをしないと先輩たちも忘れてしまいます。

なのでこれはすごくいいことだなと思います。

私もそうしていれば、もっと多くのことを先輩から学べたのにな、、って思います。

最後に


最後まで読んでいただきありがとうございます。

助産師は命が関わるから厳しい世界だ、と初めに言いましたが、書いていて、ああこれは女子の世界でうまくやっていくために大切なことだなということも多かったです(笑)

先輩から色々教えてもらいやすい助産師になることができれば、たくさんのことを吸収でき、1年で大きく成長できると思います。

是非参考にしてください。

読んでいただき、ありがとうございました(^O^)

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ヒトナツ
助産師