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夜間の分娩番について

夜間は人手が少ないのに、お産が多いです!!

夜に陣痛がくることが多いのはなんでなんでしょうね??

初めての夜間の分娩当番は本当に緊張します。少ない人手で、何があっても対応しなければなりません。

私の病院は4人夜勤で、分娩、ベビー室、褥婦、妊婦をそれぞれが1人で担当します。

私は2年目の5月くらいに分娩番デビューしたのですが、終わったあとは、泣きました(笑)

特に忙しかったわけでもなく、分娩も正常分娩が1件だけだったんですが、終わって先輩の顔を見た瞬間に涙が溢れて止まりませんでした。すっごく緊張した状態で一晩を過ごしたので、無事に終わったことへの安心と達成感と疲労とが一気に溢れたんだと思います。

そんな夜勤分娩番ですが、私も1年以上経験したことで、少しずつ慣れていきました。

夜間だからこそ、特に大切にすべきだな、と思ったことを書いていきたいと思います。

1 全部報告

全部報告です(笑)

1人で分娩を担当しないと!!と気負う必要はありません。

1人で決断して対応すると、自分1人の責任になってしまいます。

ある程度自信を持って行動しても、状況によってはその行動がベストではないこともありますし、複数を受け持ちしていることで誰が誰だか分からなくなってしまうこともあります。特に夜は疲労が溜まって判断が鈍ってしまうこともあります。

自分1人じゃ間違ってしまうことがあって当然だと思ってください。

例えば、どのタイミングでNSTをつけ、ドプラーで心音聴取しておくのか、NSTを本当に外して良いのか、全部報告して相談のもと行動すれば良いと思います。

私は、破水している人を入浴させてしまったことがあります。もちろん破水していれば入浴させないということは知っていました。しかし多忙な中で入浴したいと言われ、その人が破水しているということはさっぱり忘れてOKを出しました。先輩には報告していませんでした。

こんなちょっとしたことでも、1人で判断すると間違えてしまうことがあるということです。

報告は本当に大切です。

2 早めに準備

夜は人手が少ないので、早めに準備しておくことが大切です。

ある程度進行してくる感じがあるのであれば(もう退院しないのであれば)ルートは早めにとっておけばいいし、

部屋に余裕があるのであれば、早めに分娩室に移動していてもいいですよね。

例えば、昼間であれば分娩セットは子宮口が全開してから準備するのであっても、夜間は7〜8cmで準備しても良いと思います。(もちろんそれぞれの病院や状況によるとは思いますが)

今落ち着いていても、急に陣発が3人くる!なんてこともありえない状況ではありません。

できるうちに、できることをどんどんしておく。

お昼間より、早め早めの行動を。

これが本当に大切だと思います!!

3 頼る

忙しい時は、他のメンバーを頼りましょう。

分娩は常に緊急なので、1人ではどうしようもないくらいの仕事量になることがあります。

仕事が溢れてパニックになったり、仕事に抜けが出たり、自分が1つ1つの仕事や対応を丁寧にできなくなったときに、被害を受けるのは患者さんです。

1人で抱えきれないと思ったら、状況を説明して他のメンバーに依頼してください。

そして他のメンバーがしてくれたことには、1つ1つ必ずお礼を言ってください。

メンバーと関係性よく働くことも、夜間の少人数ではとっても大切です。夜間は睡眠不足でみんないつもより少しイライラしているので笑、雑に依頼をしたり、お礼がないと、優しくできません。

気持ちよく助けてもらうために、感謝を伝えることはとっても大切です。

4さいごに

夜間の分娩番はいまだにすっごく緊張します。

だけど、夜間の分娩番を任せてもらえるってことは、ある程度できると信頼されているってことです!!

しんどいけど大丈夫。絶対朝は来ます。

以上、読んでいただいてありがとうございました。

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ヒトナツ
助産師